いよいよ、決勝の初日を迎える。昨日まで、荒れた天候も、一人だけに起きたものでなく、選手全員に与えられた試練である。
打って変わって、天候が回復した。
朝、6時から並んで、一番テイ―の最前列オーガスタの会員とともに、各選手のテイーオフを見る。
日本勢は、池田、谷原が落選、予想通り松山だけがフルステイジとなる。
10時20分から3時までファーストテイのタイムで10分おきにペアリングがでていく。
27組があり、英樹は後半1時40分、ドイツのマーチンカイマーとテイ―オフである。
記者が前述したように、スピース、マクロイ、ローズ、トーマスピーターズ、リッキーファーラー、ガルシア、それに新人のラームとべテラン、ミケルソンがけし勝利の圏内にいる。
驚きは、衰えないフレッドカプルス(シニア)が堂々のプレーである。
リッキーには、大きなチャンスが生まれている。
またガルシアは、初メジャーを目指してプレーに集中する。
ガルシアがメジャーを制覇していないのが不思議である。
どうしても、最終の詰めが甘いのも尾を引いているようだ。
リッキーは、プレヤーズチャンピオンシップで制覇したように、攻撃型が成功すれば先が見える。
英樹とトップの差は、6ストローク、まだまだ、今からの感じだ。
トップに3ストローク縮まれば、日曜日が興奮の一日になる。
スピースも、トップと4打差、あってなきがごとき差である。
マスターズは、特別だ。
どこまでも伸びた松のこずえが震えると、微妙な影響をボールに与える。
点で追わなければならないグリーン、神経を逆なでるに十分だ。
精密機械のように、正確さを求められるグリーンの落としどころ、パトロンたちは熟知して拍手を惜しまない。
さあーまもなく、5万人の歓声があちらこちらで湧き上がる。9時11分,記(開始一時間29分前)
この記事へのコメントはありません。