第87回マスターズトーナメントは、当初より悪天候が予想されたことから、スタートが30分繰り上げで始まった。午前中は、曇りの中、過ごしやすい天候であったが、　途中から強い日差しが差し込み、
前日に引き続き、30度を超える暑さとなった。夕方、予報通り、雷雲が接近したため、会場にアラームが響き渡り、午後3時7分に大会は途中中断。3時28分にはすぐに再開されたものの、4時22分には再度中断が発表された。強風で17番ホールの松の巨木3本が観客席に倒れるというハプニングも発生。幸い、一人の怪我人もなく事なきを得たが、参加者の安全を最優先事項としているマスターズトーナメントより5時45分には順延のステートメントが出された。第2ラウンドの残りは公式に延期となり、土曜日の8時より再開されることとなった。39選手が途中中断となっている状況。明日の天気予報では、100％の雨天で気温も最高10度という予報でここ2日間から20度も下がる模様。いまだ、どうなるか見通しが立たない状況であるが、もし月曜日に決勝が持ち越される場合、1983年以来、40年ぶりとなる可能性もある。
大会2日目は、4組目にスタートし、ホールアウトしたブルックス・ケプカが12アンダーで現在首位、9ホール目まで終了したジョン・ラームが9アンダーで2位、ホールアウトしたサム・ベネットが８アンダーで3位、同じくホールアウトしたコリン・モリカワが6アンダーで4位タイ。初日首位タイのビクトル・ホブランが10ホール目までで終了した時点で６アンダーで4位タイとなっている。
ローリー・マキロイは、スコアを伸ばすことなく5オーバーで予選敗退となった。初出場の比嘉一貴も4オーバーで予選敗退した。松山英樹は、8番ホールまで終了したところで、3アンダーで18位タイに付けている。
写真：AP通信（Mark Baker）