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2019AIG全英女子オープンゴルフ

42年ぶりの快挙!渋野日向子、初メジャー優勝!女子の旋風、嵐のごとく
女子ゴルフの2019年、最後のメジャー、AIG全英女子オープンは、ミルトンキーンズのウォーバーンGCパー72で8月1日から4日間開催された。
メジャー昇格の前に、岡本綾子が時代のチャンピオン、ベッティ・キングを10差以上つけて勝利した因縁のコースである。
なんと4日間60台で女王の座についたのは、プロになって2年目の渋野日向子(20歳)である。
樋口久子が全米プロを勝利して以来、二人目のメジャー優勝者だ。3日目は、少々ぎこちない面もあり笑顔が消えていたが、決勝ラウンドは、見違えるように笑顔を絶やさず、最終ホールもバーディで締めくくり、プレーオフで待ち構えていたリゼット・サラスを18アンダーでうっちゃり、女王の座についた。
キャディの青木は、持ち前の思い切りの良さ、決断力の速さを勝利の一因に挙げた。記者が、カメリアヒルズでインタビューをした際、ウォーバーンは、サロンパスワールドで世界を相手にして、優勝した茨城に似ているよ、と話したら、頑張ります、と元気に応えたのが印象に残る。
まず、肉体的にソフトボールで鍛えたか、長丁場で問題にしない基礎体力が備わっている。だから、4日目でも、軸がぶれない。距離も落ちない。12番、253ヤード、勝負をかけて、ワンオンに成功、これが追撃の一手となり全開した。
今までの日本の選手に、これだけの度胸と攻撃精神を発揮した例を見たことがない。
かえって、世界ランキング上位に入っていない事も、日向子を有利にしたのかもしれない。
スマイリングシンデレラと地元の記者が名付けたのが、いかにも英国らしい表現である。
樋口久子、岡本綾子と名プレーヤーを生んだ日本、渋野日向子の前途が約束されているようだ。
韓国の朴セリが残した貢献度を陸続と追いかけた韓国の女子ぷろの世界、日本も樋口、岡本の足跡をしっかり継承して世界に活躍できる女子ぷろの時代が到来したかと、長年メジャーを追いかけてきた老記者の願いは、一つ、ここに達成された。
日本のゴルフは大変化する予兆が確かな結果から読み取れる時を迎えた。(記者 古賀剛大)

 

 

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