米国女子ツアーのロッテ選手権がハワイ州カポレイ・ゴルフクラブで開催され元世界ランキング1位のリディア・コー(ニュージーランド)が通算28アンダーで2位に7打差をつける圧巻の勝利を飾った。
リディア・コーは、2018年4月の「LPGAmディヒール選手権」以来の3年ぶりの優勝でツアー16勝目をあげた。韓国で生まれ、6歳の時にニュージーランドに移住したリディアは、14歳の時にプロ大会における最年少優勝記録を樹立し、同年の全米女子アマチュアを制覇。2013年にプロ転向し、2015年には、男女を通じて史上最年少で世界ランク1位(当時17歳)となった。2016年にはリオデジャネイロオリンピックで銀メダルも獲得している。
2位タイには、アメリカのネリー・コルダ、アイルランドのレオナ・マグワイア、韓国のキム・セヨン、同じく韓国の朴仁妃ら4人が通算21アンダーで並んだ。
大会2日目まで首位を走っていた笹生優花は、初日64、2日目64と−16アンダーにスコアを伸ばしていたが、3日目、最終日は、71、70と大きくスコアを伸ばせず、最終的に-19アンダーで6位タイとなった。
笹生優花は、日本人の父とフィリピン人の母を持ち、現在は、フィリピンと日本の二重国籍である。まだ19歳で東京オリンピックはフィリピンでの出場を目指している。代表決定は、6月末になるが、東京オリンピックをフィリピン代表として出場しても22歳までは国籍選択できる。
渋野日向子は、通算13アンダーの33位、畑岡奈紗は、通算5アンダーの71位だった。